奥松功基(おくまつ こうき)

理論と実践から、HYROXを研究する

博士(スポーツ医学)/リオールジム代表/ハイロックス研究所 執筆・編集

スポーツ医学の研究で培った評価の視点と、自らHYROXに出場して得た経験をもとに、タイム短縮につながる練習方法やレース戦略を発信しています。

仕事や家庭で忙しい中でも継続できる練習量で、着実に成果が出る方法をリサーチしています。効果が大きく再現性の高い方法を、できるだけ分かりやすく伝えることがハイロックス研究所の目的です。

研究を始めた原点

2015年、母がステージ3の乳がんと診断されたことをきっかけに、運動と健康についての研究を始めました。

筑波大学大学院では、ダイエットの研究室に所属し、運動と食事を通してどれくらい減量できるかなどを専門にしていました。その後、母の乳がんをきっかけに、乳がん経験者の体力、身体活動量、体重変化などを研究。修士論文・博士論文ともに、乳がん経験者向けの研究をおこなってきました。

また、聖路加国際病院との共同研究を8年間続け、博士(スポーツ医学)の学位を取得しました。

↑銀座店開店時に聖路加国際病院ブレストセンターからいただいたお花

普段は、健康増進に関する運動や食事を専門としていますが、より深堀していくと結局はトレーニング科学の世界にたどり着きます。健康のための運動と競技力向上のためのトレーニングの考え方の両方を活かすことを大切にしています。

経歴

  • 2015年 立命館大学 スポーツ健康科学部 卒業
  • 2018年 筑波大学大学院 修士課程 体育学専攻 修了
  • 2021年 筑波大学大学院 博士課程 スポーツ医学専攻 修了
  • 2023年 リオールジム代表創業
  • 2026年 金原出版より運動・体づくりに関する書籍を出版

リオールジムの前身であるマンマリアフィットネスでは、トレーナーとして24か月連続満席を達成。現在はリオールジムの運営とトレーニング支援に携わっています。

↑出版記念トークショーの様子

スポーツ歴 — カヌーからHYROXへ

競技者としての原点はカヌーです。以前は、1人乗り種目で国民体育大会(国体)優勝しました。

カヌー競技を通して身につけたのは、単に多く練習するのではなく、動作を分解し、記録を取り、改善を積み重ねる考え方です。この姿勢は現在のHYROXトレーニングや記事執筆にもつながっています。

HYROX歴

  • 2025年 HYROX Yokohama/Open Men 30–34:1時間15分04秒
  • 2026年 HYROX Osaka/Open Men 30–34:1時間12分28秒
  • 2026年 HYROX Chiba/Open Men 30–34:1時間15分22秒

自身のレースでは、ランニング、各ワークアウト、Roxzoneの記録を振り返り、どこを改善すれば総合タイムを縮められるかを分析しています。次なる目標はサブ70。

HYROX大阪大会でファーマーズキャリーに取り組む選手

主な資格・受賞

資格

  • 博士(スポーツ医学)
  • 健康運動指導士
  • 保健体育教員免許
  • 英検1級
  • 全国通訳案内士(英語)

受賞

  • 筑波大学大学院 スポーツ医学専攻長賞
  • 日本サルコペニア・フレイル学会 優秀演題賞
  • 立命館大学 藍星賞
  • カヌー競技(1人乗り)国体優勝

研究・出版・メディア活動

筆頭著者として6本の学術論文を執筆し、学会発表は15件以上。乳がん経験者の体力や身体活動、体重変化を中心に、一般的な健康や高齢者尿失禁についても論文発表してきました。

2026年3月には、金原出版より『乳がん治療後「疲れやすくなった・脂肪が増えた・筋肉が減った」を改善する本』を出版。

このほか、NHK、読売新聞、日経MJ、ABEMAなどへの出演・掲載や、日本対がん協会の運動パンフレットの執筆にも携わっています。

読者の方へ

HYROXのタイムを縮める方法は、一つではありません。現在の走力、筋力、得意種目、生活環境によって、優先すべき練習は変わります。

だからこそ、根性論ではなく、記録と根拠から課題を整理することが大切です。

このサイトが、無理なく練習を続けながら、自分の記録を更新するための判断材料になれば幸いです。