築地と銀座でパーソナルジム2店舗を経営しています、リオールジム代表の奥松です。

トレーナー紹介|リオールジム|築地駅徒歩1分の女性向けパーソナルジム|がん経験者へ指導実績多数|医師推奨のパーソナルジムmammaria.jp (外部サイトを新しいタブで開きます)

多くの方が意識していないけど、実はタイムを簡単に削れる穴場ポイントはどこでしょうか?

 

ハイロックス(HYROX)でタイムを縮めるなら、ランニングとステーションの強化が基本です。でも、意外な「穴場」があります。この記事では、走力や筋力を大きく変えずに、タイムを2分縮めるためのロックスゾーン攻略を紹介します。

意外と時間がかかるスレッドプル

 

穴場「ロックスゾーン」

ROXZONE(ロックスゾーン)とは、ランニングコースと各ステーションをつなぐ移動エリアです。多くの方はロックスゾーンで給水のために歩いたりと、極端にペースが落ちます。

ロックスゾーンはランニングエリアとステーションの間のエリア

ロックスゾーンはハイロックス本番で合計8回あります。1回15秒短縮できれば、15秒×8回=120秒=2分です。ランニングやステーションに頼らず、ロックスゾーンのペースを変えるだけで大きな差になります。

 

ロックスゾーンは休憩場所ではない

ステーション直後に、水を探す、出口を探す、呼吸が楽になるまで歩く。ひとつひとつの動作は数秒でも、8回積み重なると1〜2分になります。

必要なのは全力で走ることではなく止まらないこと。ステーション終了の次の1秒から、迷わず前へ進みます。

あまり重要視されませんが、皆さん、ロックスゾーンでタイムを数分ロスしています。特に目立つのが①きつすぎてゆっくり歩く、②ロックスゾーンで道に迷うの2つです。特に、②の道迷いは予習をすれば事前にトラブルを回避できるので、本当にもったいないミスになります。

試合中は疲労で頭が動かないので、道迷いが起きやすい

 

速い人はロックスゾーンも速い

公開されたHYROX大会データの分析では、速い選手ほどロックスゾーンも速い傾向が報告されています。Men's Openの58大会・58,852人を対象とした平均は次のとおりです。

  • Sub-60:1回21.8秒/8回約2分54秒

  • Sub-70:1回26.3秒/8回約3分30秒

  • Sub-80:1回31.5秒/8回約4分12秒

  • Sub-90:1回36.8秒/8回約4分54秒

  • Sub-100:1回42.7秒/8回約5分42秒

Sub-90とSub-60の差は1回15秒、8回で2分です。速い選手はロックスゾーンも走ることができ、移動にも明確な差が出ます。

 

目標タイム別|ロックスゾーンの目安

目標に合わせて1回の時間を決め、秒数と感覚をセットで覚えます。

  • Sub-60:22秒以内。ほぼ止まらず速いジョグ。

  • Sub-70:26秒前後。迷いなくジョグ。

  • Sub-80:31〜32秒。歩かずリズムよく。

  • Sub-90:36〜37秒。余裕を持って前進。

  • Sub-100:42〜43秒。止まらず歩きすぎない。

サブ80を目指すならロックスゾーンで「歩かない」ことが大事

 

15秒は、どこから削れるのか

ロックスゾーン1回で削る15秒は、分解すると現実的です。

  • ステーション後に立ち止まる・ゆっくり歩くを改善:10秒→0秒で10秒

  • 給水のタイムロス:5秒→2秒で3秒

  • 入口・出口を探す:3秒→1秒で2秒

合計15秒。特にステーション直後に止まらない・歩かないを意識するだけで大幅な改善が期待できます。

 

速く走るより「止まらない」

意識する言葉は「急ぐ」より「流れを切らない」。ステーション直後は疲れているので、姿勢を起こし、短い歩幅で前進し、そのまま軽いジョグへ移ります。ステーションが終わった後の1秒から、次の勝負は始まっています。

 

ロックスゾーンの捉え方を変える

チョークは迷わずつけてタイムロスしない

「ロックスゾーンは休憩場所」ではなく「タイムを削る場所」と考えます。無理に走る必要はありません。目標は、完全に止まらず常に動き続けること。

給水・チョーク・コース確認を先に決め、ステーション終了後の動作を毎回同じにする。判断が減れば、疲れていても動きは止まりにくくなります。

 

まとめ

① ロックスゾーンは休憩場所ではない

② ロックスゾーンで止まらない

③ ロックスゾーンで2分縮められる

奥松功基(スポーツ医学博士)のプロフィール写真
執筆・編集奥松功基(スポーツ医学博士)

筑波大学でスポーツ医学の博士号を取得。カヌー競技で国体優勝。専門は運動腫瘍学・健康増進・ダイエット。学術論文6本、学会発表20件以上。NHK・読売新聞出演。医学出版社から本出版。ハイロックスのベストは72分。